2008年08月16日

諸見里の旗すがしー

旧盆あけての16日
ほんとうはそのまま那覇滞在となる予定でしたが
ウンケーの時に16日は旗すがしーが見れるからということで
荷物だけ那覇のホテルにつっこんで、コザにUターン。

夜19時、同行者様とおちあって
中の町中通りをぬけ、一路諸見里へ

そもそも私は
「旗すがしーって何??」状態だったので


公民館についたとき
おばーが踊っていたにはびっくりした(笑)
民謡ステージあり、子供達の琉球舞踊あり、
はてまたヒップホップダンスもあり、
芸達者な人たちが
ひとつの地区にいるだけでもすごいとおもうのだけど

獅子舞が登場したところで
空気の流れが変わったのを感じた。

そもそも旗すがしーは夕方からすでにおこなわれていて
最初は公民館前にある拝所で地域の反映を祈願し
旗かつぎの奉納儀式後ガーエーをして
地域内の沿道を道じゅねーし練り歩くというもの。
地域の繁栄と厄除け、五穀豊穣を願うとっても大事な「儀式」

二頭の親子獅子が描かれている旗は全長6メートル、重さ約30 キロ余あり
諸見里「村」と書かれているのが、ひとつの村だった名残を残してる。
(ちなみに本物は市立博物館に寄贈されていて、公民館にあるのはレプリカ)

どこでもそうなんだろうけど
「コザ」とよばれるセンター地区と中の町は
ちっちゃいながらも「都市文化」であって
その他の地区はしっかりと「地区文化」が根付いている。
一番街やサンシティーの様相は
一見かなりの廃れようかとおもうけど
「都市文化」がいかされていないだけであって
うまいこと活用できればコザも那覇にまけずおとらず
町中に立派な都市文化地区をつくることができるのではないかと
おもったりする。

そうこう、思いを巡らせてるうちに
旗おさめの儀式が始まった。

旗頭のにーせーたー達が
一同に旗にあつまって
ひとずつ旗をもちながら飛び跳ねるのだ
もっていない者は旗が倒れないように
つねに旗の動きを注視する。

その様子を老若男女、一心に見つめる。

「子供を育てる」根幹である地域社会が
沖縄にはまだまだ根強く残っている
これも絶対伝え残していかなくちゃいけない文化。

『沖縄から日本がみえる』といったのは椎名誠氏だったけど
だったら、『沖縄から日本をかえる事』も
可能ではないかという話。

旗納めの儀式のあと、再びエイサーが始まった
4歳ぐらいの男の子が見よう見まねでまねをして踊る。

きっと、この子は10年後
大きな太鼓と一緒に踊ってる。

諸見里の旗すがしー

諸見里の旗すがしー


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